【納期約1〜2ヶ月】一枚革で作る◆国産オイルヌメ革のバイカラートートバッグ

【国産のオイルレザーを贅沢に使用した、一枚革のバイカラートートバッグ】

国産レザーの中でも最近注目の高い「姫路レザー」を使用しました。

ベースはネイビーのオイルレザー(画像2枚目のカラー)。
シンプルに内張は無し。
その代わり、内ポケットを持ち手と同じダークレッド(画像3枚目のカラー)にすることで、チラリと見える存在感あるバッグにデザイン。

また、ステッチに二重に赤ラインを入れることで、2色を繋ぐデザインポイントとなっています。

フォルムは極力シンプルにすることで、存在感を保ちつつ、どんなシーンにも馴染む鞄に仕上げています。

ポイントはバイカラー(2色使い)、既製品ではなかなか出会えないカラーだと思います。

◽サイズ:最大横幅46、本体高さ30、マチ幅17cm
◽ハンドル長さ:50cm
◽重さ:約950g


【本革製品を選ぶ際、知っていただきたいこと】
皆さんは、「本革」と一口に言っても、その性質や価格には大きな違いがあることをご存知でしょうか。

実際、「本革製品」と表示がされていても、その価格は実に様々です。
価格の差はデザインや製作工程にもよりますが、「革の材料費」というところで比較しても、同じ本革で10倍以上もの差が生じることも珍しくありません。
なぜそれほど違いが出るのか。その理由を以下に記します。

革には大きく分けて二つの製法があります。「クロム鞣し」と、「植物タンニン鞣し」です。

現在、市場で流通している革は、「クロム鞣し」化学成分を用いて鞣された革が主流です。
この革は、表面が比較的均一に仕上がり、柔軟性があり、熱に強いという長所があります。
また、短時間で大量に仕上げられるためコストも安いのですが、そうした長所の反面、本革を使う醍醐味である「経年変化」が出にくい革でもあります。
経年の傷や汚れは、変化せずそのまま傷汚れとして残り、「劣化」として目に映ります。

言い換えれば【クロム鞣しの革は大量生産に向く素材であり、仕上げられた時が一番美しい革】と言えると思います。

一方、「植物タンニン鞣し」という、植物の渋を用いて鞣された革は『ヌメ革』と呼ばれています。
ヌメ革の鞣しは古来からの製法です。原皮の風合いを留めた仕上がりで、表面は生来の傷や血筋痕の影響が出やすく、部位によって柔らかさも異なります。
長い時間をかけて仕上げるためコストも高く、安定した素材とは言い難いのですが、長く使うことによる艶の変化や、色合いの深みを増していく様子など「経年変化」が堪能できる革です。

【ヌメ革は古くからの製法で、時間とコストがかかるが、手にしたときが完璧なのではなく、長い時間をかけて愛着が増していく革】と言えると思います。
皆さんが革という素材に求めていること、それは「長く寄り添える素材」ということではないでしょうか。

『せっかく革製品を持つのだから、長く使うことでその変化を味わえる革を選んでほしい』
そうした考えから、KALEIDOSCOPEの作品は「ヌメ革」に焦点を絞って製作しています。

【JAPANレザーの魅力】
ヌメ革という素材の底力を感じられる堅牢な質感です。ナチュラルでありながら高級感も併せ持つ表面感に仕上がっております。使い込む程に革の味わいが増します。

【無傷の革製品をお求めの方はご購入をお控えください】
天然の革を使用していますので、生来の傷跡やムラなどがあります。
強度に問題がある部分は避けていますが、多少の小傷はご了承ください。

シボの出方や傷ムラは、一つずつ異なります。
「傷」と捉えれば気になるところですが、これもこの革が生きていた証、「唯一の模様」です。
「自分だけのもの」として傷やムラを楽しめるのも、ハンドメイド、そして本ヌメ革ならではだと思います。
販売価格
58,000円
購入数