【お客様のオーダーで生まれたヴィンテージ感が魅力のビジネストートバッグ】
ビジネスシーンに最大限に活用して頂けるよう、書類の分類•収納に配慮したデザインを目指しました。
肩掛けができるハンドルの長さにしてあります。
別途、ショルダー紐をつけられる仕様に変更等も承ります。
カラーオーダー、サイズ変更承ります。
お気軽にご相談くださいませ。
◆素材:タンニン鞣し成牛ヌメ革
◆サイズ:最大幅480ミリ、マチ幅140ミリ、高さ310ミリ、ハンドル長さ480ミリ
◆重量:約1350グラム
ヌメ革とは…植物タンニン(一言で言うと「渋」)で鞣(なめ)された革のこと。
「皮」は生き物から剥いだ状態のもの。そのままではコラーゲン(ニカワ)で固くなってしまったり、腐ってしまったりします。
植物のタンニンは「皮」に含まれているコラーゲン成分と結びつく性質があり、この性質を利用してコラーゲン分を皮から取り除くことで皮を鞣し「革」に仕上げたものがヌメ革です。
革の鞣しは、現在は「クロム鞣し」といって鉱物のクロムという化学成分を用いる方法が一般化しています。クロム溶液を皮のコラーゲンと結合させる鞣しの方法です。タンニン鞣しと比べて、低コストで安定した鞣しが可能なので近年の革鞣しの主流です。
しかし最近になって、植物タンニン鞣しの革の魅力が注目されてきています。
タンニン鞣しの革のメリットは?
*クロム鞣しのように安定した素材でない代わりに、変化が楽しめる素材です。使う人、使い方によって、その変化の出方は違いますので、使い手のクセを吸収して実にその人らしい革に育っていきます。
手にしたときが完璧なのではなく、長い時間をかけて愛着が増していく素材とも言えます。
*古来からの製法で、材料は皮と植物の渋。科学的なものに頼っていません。自然素材にこだわりのある方には特におすすめの素材なんです。
KALEIDOSCOPEの作品は、なるべく手作業で、をモットーにしています。
裁断ひとつとっても、手仕事と言っても、実際は抜き型という、クッキーの型の丈夫なもののような「型」で革の裁断をしているところは多いですが、私は自分で研いだ革包丁で極力手裁断で作る、というのにこだわっています。
型紙の製作も、最近はCADなど製図ソフトを使う場合が多いのですが、あえて手作業です。
また、製法は、昔からの革鞄職人の方の手法と、バーバリーなどの大手ブランドの手法の両方を学び、より良い手法を取り入れて製作しております。
強度が重要な持ち手部分や裏地は、重くならないように必要な箇所にのみ補強芯を貼る、必要な箇所にはダブルステッチを施す、などです。
金具は革同様、経年によって味わい深く変化する真鍮無垢のものを主に使用し、特にギボシ金具などは、デッドストックの挽き物(ろくろでひとつずつ削りだしたもの。通常は型に流し込んで製作する鋳物が多いです)を選んで使用しております。
手仕事のこだわりを感じていただければ幸いです。
裏地は通常、目の細かい帆布素材(無地)を使用します。
上の画像のように柄物の生地を使うなど、生地の変更も承ります。