DETAIL
【時間とともに、私らしく育つ──本ヌメ革のクラシカルがま口バッグ】
しなやかな曲線を描くフォルムに、真鍮の金具がじわりと光を宿す。
どこか懐かしく、凛とした存在感を放つこのミニバッグは、
栃木レザー製のオイルヌメ革を用い、すべての工程を丁寧な手仕事で仕立てています。
使用しているのは、日本の老舗タンナー「栃木レザー」が手がける、
紳士用ベルトにも用いられるほど繊維の詰まった、丈夫な本ヌメ革。
時を重ねるごとに艶と深みが増し、表情を変えていく、
そんな「育つ革」です。
革の表面には、木の実のように艶やかな美しさがあり、
よく見ると小さな傷や血筋がひそむ、豊かな表情。
それは、この革が歩んできた“記憶”の跡。
日々手にすることで自然と磨かれ、
「あなたと過ごした時間そのもの」が、艶として映し出されていきます。
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◆ 革の表情が、時とともに育っていく
一口に「本革」といっても、素材の質や鞣しの方法によって
その手触りも、時間の経過の仕方も、大きく異なります。
このバッグには、植物の渋を用いた「植物タンニン鞣し」による
伝統的な“ヌメ革”を使用しています。
新品のときが完成ではなく、
使い込むことで自分だけの風合いが宿っていく──
まさに「育てる革」。
KALEIDOSCOPEでは、この“育つ素材”にこだわって製作を続けています。
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◆ 見た目以上の収納力と安心感
クラシカルな見た目ながら、機能性も充実。
小ぶりなサイズ感ながら、ショートサイズのペットボトル、
二つ折り財布、手帳、スマートフォンなどがすっきりと収まります。
底面には真鍮製の底鋲を設け、外出先で床に置くときも安心。
金具の多くには無垢の真鍮材を用い、こちらも革と同じく、
使い込むほどに深みを増していく素材です。
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◆ 静けさと美しさのある日々に、ふさわしい“かたち”
読書、美術館、旅先でのカフェ巡り。
もの選びに“佇まい”を大切にする日々にこそ似合う、凛としたバッグを。
このがま口バッグは、派手さを抑えた落ち着いた佇まいでありながら、
日々の美意識にそっと調和するものとして、
しっかりと芯のある存在感を放ちます。
装いに静かな品格を添え、
長くともに歩める、静かな伴侶のように、
時をともに編む存在として、ゆっくりと自分だけの風合いへと育っていきます。
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◆ 仕様とカスタムについて
• 素材:栃木レザー製オイルヌメ革(植物タンニン鞣し)
• 金具:真鍮無垢材(※がま口金具は除く)
• サイズ:口金幅18cm/高さ18cm/マチ9cm/最大幅22cm/ハンドル長さ25cm
• 重量:約400〜450g(革の厚みにより変動あり)
• カラー展開:ビターブラウン(他にブラック/オレンジキャメルも可)
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◆ オプションカスタム 承ります
• 革色変更/バイカラーデザイン
• 裏地/内ポケット追加
• 名入れ(焼き文字)加工 など
内容に応じてお見積もりいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
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◆ 最後に:本ヌメ革を選ぶということ
ヌメ革は、新品のときが“完成形”ではありません。
使う人の手や暮らしの中で、少しずつ表情を変えながら、
唯一無二の存在へと育っていきます。
それは、器を育てるように、
時間をかけて自分のものになっていく感覚。
「いつか娘に譲りたい」
「長く使える鞄を持ちたい」
そんな想いに応えられるように。
私たちは、素材と手仕事に誠実でありたいと願っています。