【受注製作(製作期間約1ヶ月)】Il Ponte社製最上級イタリアンレザー使用◆マチつきサコッシュ『lettura』ブラック

日々のちょっとしたお出かけに、気軽に使えるサコッシュ。

本来なら、サコッシュは薄く平たい形状の袋を指します。
しかし、カレイドスコヲプのデザインはマチ部分に奥行きがあるものが多く、このサコッシュも約10cmのマチ幅を設けています。
『マチつきサコッシュ』というわけです。

マチ幅の決め手は『持ち歩きたいものは何か』
二つ折り財布、スマートフォン、ハンカチと鍵くらいは収納したいなという作家の生活スタイルが反映されています。

これだけまとまれば、日々の散策や旅行時の携帯ポーチには重宝するサイズ感ではないでしょうか。

作品名『lettura』はイタリア語で『読書』の意味です。
お気に入りの文庫を携え、出先でちょっと飲み物なんかを買って。
近くのベンチで少しの時間を過ごすだけでも贅沢な気持ちになりそうですよね。

【この革を作っているIl Ponte社について】

Il Ponte社は1961年に創業し、その名前は工場の位置するフィレンツェはトスカーナ、ポンテ・ア・カプチーノ町のシンボルであるメディチ家に関連する有名な橋からとられています。

トスカーナで生産される皮革を語るにおいて欠かせない[イタリア植物タンニンなめし協会]に所属し、全ての商品が植物タンニンなめし、バケッタ製法でなめされています。

また原皮からの一貫生産にもこだわり、その品質が保たれるよう常に管理された生産をしています。

昔ながらのバケッタ製法で作られた、染料・芯通しのフルベジタブルタンニンスムースレザー。

しっかり繊維が詰まった上質な原皮をベースとし、きめの細かい滑らかな表面が魅力の革です。

イタリアンレザーならではの高級感と、美しく経年変化していく様子が堪能できる最高の皮革と言えます?
使い込むごとに日毎変化し、長く使えばそれだけ貴方だけの味わいが出る…そんな愛着溢れる素材です。

【本革製品を選ぶ際、知っていただきたいこと】
皆さんは、「本革」と一口に言っても、その性質や価格には大きな違いがあることをご存知でしょうか。

実際、「本革製品」と表示がされていても、その価格は実に様々です。
価格の差はデザインや製作工程にもよりますが、「革の材料費」というところで比較しても、同じ本革で10倍以上もの差が生じることも珍しくありません。
なぜそれほど違いが出るのか。その理由を以下に記します。

革には大きく分けて二つの製法があります。「クロム鞣し」と、「植物タンニン鞣し」です。

現在、市場で流通している革は、「クロム鞣し」化学成分を用いて鞣された革が主流です。
クロム鞣しの革は、表面が比較的均一に仕上がり、柔軟性があり、熱に強いという長所があります。
また、短時間で大量に仕上げられるためコストも安いのですが、そうした長所の反面、本革を使う醍醐味である「経年変化」が出にくい革でもあります。
経年の傷や汚れは、変化せずそのまま傷汚れとして残り、「劣化」として目に映ります。

言い換えれば【クロム鞣しの革は大量生産に向く素材であり、仕上げられた時が一番美しい革】と言えると思います。

一方、「植物タンニン鞣し」という、植物の渋を用いて鞣された革は『ヌメ革』と呼ばれています。
ヌメ革の鞣しは古来からの製法です。原皮の風合いを留めた仕上がりで、表面は生来の傷や血筋痕の影響が出やすく、部位によって柔らかさも異なります。
長い時間をかけて仕上げるためコストも高く、安定した素材とは言い難いのですが、長く使うことによる艶の変化や、色合いの深みを増していく様子など「経年変化」が堪能できる革です。

【ヌメ革は古くからの製法で、時間とコストがかかるが、手にしたときが完璧なのではなく、長い時間をかけて愛着が増していく革】と言えると思います。
皆さんが革という素材に求めていること、それは「長く寄り添える素材」ということではないでしょうか。

『せっかく革製品を持つのだから、長く使うことでその変化を味わえる革を選んでほしい』
そうした考えから、KALEIDOSCOPEの作品は「ヌメ革」に焦点を絞って製作しています。

【お使い頂くうちに摩擦で磨かれ、艶が生まれます】
日ごと変化する様子が楽しめます。
使い込むことで深みのある色合いに成長しますので、貴方だけの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

【サイズ・素材詳細】
□最大幅20cm(ファスナー開口部17cm)、高さ18cm、マチ幅10cm/ベルト約80〜115cm
□素材:イタリアンオイルレザー(成牛ヌメ革。摩擦でさらにツヤ感が生まれ、深みのある色あいに経年変化します。)
□カラー:ブラック
販売価格
19,800円
購入数