KALEIDOSCOPE
confine(コンフィーネ)
Archive Piece
About
confine ── イタリア語で「境界」や「境目」を意味する言葉です。
革にはそれぞれの歴史があります。
牛として生きた時間。職人の手によって鞣された時間。そして素材として保管されていた時間。
《confine》は、そんな革の記憶をできるだけ消さずに残したいという思いから生まれた一点物の鞄です。
革の端に残された独特の表情を集め、まるで地図を描くように一枚ずつ繋ぎ合わせました。
異なる革が出会う境界。素材が歩んできた時間と、これから持ち主とともに刻まれていく時間の境界。
そんな様々な「境界」を縫い合わせた鞄として、《confine》と名付けています。
Archive
この鞄には、タンナーが革に書き付けたサイズ表記や管理番号の痕跡が残されています。
また、鞣し加工後に革を吊るして乾燥させる際についたピンチの跡も、あえてそのままデザインとして活かしました。
革として完成するまでの工程の中で生まれた痕跡を消さずに残し、素材そのものが持つ時間を記録として受け継いでいます。
さらに、この鞄を製作した日付を刻印として残しています。
素材が歩んできた時間と、この鞄が生まれた瞬間。
その両方を閉じ込めた、アーカイブピースです。
Design
ハンドルには天然竹を使用しています。
革だけでは表現できない有機的な表情が加わり、どこか旅道具のような佇まいに仕上がりました。
上部は革で包み込むような蓋状の構造となっており、中央のファスナーから荷物を出し入れする仕様です。
独特の立体感と存在感を生み出しながら、内容物をしっかりと守ります。
Specifications
本体
牛革
ハンドル
天然竹
金具
真鍮
サイズ
最大幅 41cm × 高さ 29cm × マチ 15cm
重量
約1050g
Weight
見た目から重厚な印象を受ける方が多いのですが、実際の重量は約1050g。
どっしりとしたサイズ感とは裏腹に、手に取ると意外な軽さに驚かれることの多い鞄です。
Note
本作品は革本来の傷やシワ、色ムラに加え、刻印跡や管理表記、ピンチ跡なども作品の一部として活かしています。
それらは欠点ではなく、この鞄だけが持つ物語の断片です。
掲載写真の現物をお届けいたします。
革の境界をつなぎ合わせ、素材の記憶をそのまま残した一点物。
《confine》は、革が歩んできた時間と、これから始まる時間を繋ぐためのアーカイブピースです。